未来を変える事が出来たら、あなたはどんな選択をしますか？

高校生になって初めての夏休み。彩芽はお父さんと一緒に一年前に亡くなったおじいちゃんの遺品整理のために、骨董品屋に来ていた。そんな中、彩芽はある部屋で黒電話を見つける。黒電話の近くにおじいちゃんから自分宛ての書き置きを見つけた彩芽は、興味本位で黒電話を使って電話をかける。しかしそこで意識が途切れてしまった彩芽は目を覚ますと、なぜか十四年前にタイムスリップしてしまっていた。

そこで彩芽は亡くなったはずのおじいちゃんや、小さい頃に亡くなったお母さんと出会う。

その時代で彩芽は未来への選択を迫られる事になる――

今年の卒業制作展のテーマが【平成】なので、平成をテーマに東京が舞台のお話を書きました。最初はキャタクター設定から入り、物語の構成を考えていく上で何度も試行錯誤しながら、どう平成要素を入れていこうか悩みました。先生方のアドバイスや手助けもあり、より良い作品に仕上げる事が出来ました。彩芽ちゃんがどんな未来への選択をするのか、ぜひ見届けてほしいと思います。